「1番になれないなら辞めろ」銅メダルの松本 恩師の言葉に奮起

[ 2012年8月7日 10:21 ]

男子グレコローマン60キロ級3位決定戦 カザフスタンのケピスパエフ(左)を破り、ガッツポーズする松本隆太郎
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ロンドン五輪レスリング

 松本が出場したグレコローマン60キロ級といえば、全日本選手権7連覇を達成した笹本睦が君臨していた階級。そんな“絶対王者”にあこがれていた松本は、全日本での対戦で破れて2位になっても悔しがるどころか、舞い上がっていたという。

 そんな松本を叱責したのが、当時の恩師である日体大レスリング部部長の藤本英男氏だった。「1番になれないなら競技を辞めろ」。このゲキに奮起し、09年の全日本で対笹本戦初勝利。大きな壁を越えて、世界レベルの選手に成長。初五輪でのメダル獲得にたどり着いた。

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