佳純つないだ締めた!平野まとめた吠えた!

[ 2012年8月7日 06:00 ]

日本―シンガポール、2番手で出場し、ポイントを奪いガッツポーズの石川

ロンドン五輪卓球

 愛から受け取ったバトンをしっかりつないだ。石川佳純(19=全農)はシングルスの2番手でワン・ユエグに強烈なフォアハンドなどで果敢に攻め、相手に各ゲーム5、6、2点しか与えず圧勝。平野とのダブルスでも連勝してシンガポールを粉砕し、「凄いうれしいってのが一番。信じられない。決まった瞬間はあんまり覚えていない。“あ~~っ!”みたいな感じでした」とメダルを確定させて涙を流した。

 チーム最年長の平野早矢香(27=ミキハウス)は、日本女子をまとめた。前夜は福原の部屋に行き、深夜1時すぎまで語り合い、石川とはこの日の朝に話し合った。「お互い感じていることや気持ちを話した。みんながいい気持ちで試合に入っていけるように」。自身はシングルスでの代表を逃し、選手村に入ってから9日間試合がなかった。ため込んだフラストレーションを爆発させ、団体戦ではチームをけん引している。「この3人でメダルを達成できたのがうれしい。みんなで力を合わせて終わりたい」と歓喜の涙を拭い、決勝へ闘志を高めていた。

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