遼50位も手応え 後半は「ほぼ完璧」

[ 2012年8月7日 06:00 ]

最終ラウンド、11番でバンカーショットを放つ石川遼

世界ゴルフ選手権シリーズ ブリヂストン招待最終日

(8月5日 米オハイオ州アクロン ファイアストーンCC=7400ヤード、パー70)
 石川遼(20=パナソニック)は2バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの73とスコアを落とし、通算6オーバーの50位に終わった。次戦は今季メジャー最終戦の全米プロ(9日開幕、サウスカロライナ州)に臨む。64をマークしたキーガン・ブラドリー(26=米国)が通算13アンダーで今季初優勝。タイガー・ウッズ(36=米国)は9打差の8位だった。

 ようやく最後に光が差した。インスタートの石川は出だしからショットが乱れた。11番パー4で右ラフからの2打目を木に当て、グリーン周りでもミスしてダブルボギーを叩いた。

 15番を終えた後には悪天候のために2時間半の中断。再開後も悪い流れのままボギーを重ね、前半は40の大叩きとなった。ところが、後半は「ほぼ完璧だった」と自画自賛するほどショットが安定。2番パー5で2オンして初バーディーを奪うと、8番ではチップインバーディーも決めて「あれだけの悪い流れからよく粘れた」とホッとした表情を浮かべた。

 昨年のような優勝争いができずに下位に低迷した4日間。「グリーンのスピードをつかむのに苦労した。来週はコースのグリーンでしっかり調整したい」と“敗因”を語ったが、予選落ちのない大会で賞金は上積みできた。来季シード権に向けて自らが設定した90万ドルの目標まで残り5万ドル弱。「スコアは良くなかったけど手応えはある。来週はメジャーなので試合も注目されるはず。日本人選手の一人として頑張りたい」と積み上げてきたものを大舞台で形に変える。

 ▼67位・武藤俊憲 米国に比べれば日本のコース設定は緩いとあらためて感じた。(4日間オーバーパーで実力不足を痛感)

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2012年8月7日のニュース