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ワラサ3連チャン!4キロ主体にトップ5匹

[ 2017年1月24日 05:30 ]

北野さんは5匹釣って竿頭
Photo By スポニチ

 【ガイド】下田沖のワラサは今シーズン、だいぶ遅れてスタートを切る形となった。例年通りならばワラサシーズンも終わり、マダイやイサキ狙いの時季に入っているが、青物ファンにはうれしい誤算!?年が明けてからも釣果は好調を持続。4キロ級主体にトップ釣果で5匹前後、ツ抜けする日も出ている。(藤沢市・芝 真也)

 引き味抜群、食べてもおいしいワラサ。龍正丸の攻めるポイントは大きく分けて、神子元島周りと白浜沖の2カ所。鈴木豊船長が選んだのは冷たい西風の風裏となる白浜沖。定刻の午前7時に釣りスタートとなった。

 釣り方はコマセ釣り。仕掛けはハリス8〜10号×6メートルを基準に、潮が動いていなければ4・5メートル、逆に速ければ8メートルと長さを変えて使い分ける。食いが渋いようならハリス号数を落として狙ってみるのも良い。

 「ワラサはコマセを使って呼び寄せる釣りですから、船下のコマセを切らさないことが大事。まめに入れ替えをする人がよく釣りますね」と話してくれたのは鈴木船長。指示ダナより6〜7メートル余分に仕掛けを落とし、竿を大きく振ってコマセをしっかりと振り出し、コマセの帯をつくることがポイント。ワラサはまかれたコマセへの反応が良いので、タナを取った直後から30秒ほどの間にヒットすることが多い。入れ替えのインターバルは1〜2分と、早め早めに行うことでヒットにつながる確率が高くなる。動くものにもよく反応するので、誘いも大事なポイントだ。

 期待の朝マズメ。トモ側で4キロ級が取り込まれた後、筆者に待望の当たり。タナを取ってから大きく誘い上げ、ゆっくりと元へと戻していき、竿いっぱいまで下げ切ったところでギュンッ!気持ちよく竿が弧を描き、ワラサとの引っ張りっこを楽しんで、4キロ級を釣り上げることができた。

 ワラサ釣りでは、朝の食いが一段落すると反応が少なくなるパターンはよくあること。しかしこのときも定期的に入れ替えを行い、船下にコマセを漂わせておくことが大事。回ってきた群を引き寄せ、次のチャンスにつながるからだ。

 納竿まで1時間を切ったところで、待ちに待った入れ食いタイムに突入。竿を弓なりにしならせてパワーあふれる引きを竿で受け止め、やりとりを楽しみ、好調に釣っていたのは左舷トモから竿を出す松戸市・北野真さん(37=会社員)。「コマセを振るタイミングを変えてみたら3連チャン!うれしいです。粘ったかいがありました。ワラサの強い引きは病みつきになりますね」と丸々と太った4キロ級を手にニッコリ。計5匹でトップ釣果。

 下田沖のワラサは反応が多く、数釣れている今が狙い目。もうしばらくは強烈な引き味を楽しめそうな感じだが、回遊魚ゆえいつまで続くかは誰にも読めない。早めの釣行をオススメする。

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