カンニング竹山 人体の冷凍保存で人権的な疑問列挙「住民票はどうすれば?国籍は?税金は?」

[ 2023年2月27日 23:13 ]

カンニング竹山
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 お笑いタレントのカンニング竹山(51)が27日、MCを務めるABEMA「Abema Prime(アベプラ)」(月~金曜後9・00)に生出演し、人体の冷凍保存について私見を語った。

 死の恐怖にまつわるトークから、人体を冷凍保存し、医療などが発達した未来に解凍させる技術「クライオニクス」について紹介。ロシア、米国、中国などで事業を展開しているという。番組には、日本トランスライフ協会の代表理事・鏑木孝昭氏がリモート出演し、解説した。

 この技術について竹山は「鏑木さんたちが研究に携わっているから非常に申し上げにくい、個人的な考えなんですけど」と前置きし、「老化を防いでずっと不老不死で長生きできるものがあれば、それはいいと思います」とコメント。一方で、「1回亡くなって、冷凍保存して未来にかけようという形は、僕はないと思っているんです。未来の人たちがものすごく迷惑すると思います」と、予測した。

 竹山は、冷凍保存された戦国時代の人物を蘇生させた場合を例に挙げ、「実験的な素材としてはやれると思います」と見通した。しかし、「この人を生き返らせた時に、人権はどうするのか?細かいことを言うと、日本人だって日本に生き返った時に、この人の住民票はどうすればいいんだ?マイナンバーどうすればいいんだ?国籍どうするんだ?税金は?職業どうするんだ?となる」と、数々の問題が浮上すると懸念。「未来に生きている人からすると、ちょっと言葉が悪いけど、迷惑だと思います」と首をかしげた。

 竹山の疑問に、鏑木氏は「そうかもしれないですね」と一部理解を示した。その上で「どれだけ人間が発達するかということで、よく言われるのは、それだけ科学が発達したところの人類というのは、もう少し人権感覚も上がっているんじゃないかというのは、割と楽観的な考え方ですね」と、希望的観測を口にした。

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2023年2月27日のニュース