須田慎一郎氏 回転寿司店での迷惑行為に「ビジネスモデルに致命的な欠陥」安全安心への対策不備を指摘

[ 2023年2月27日 18:46 ]

読売テレビ社屋
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 経済ジャーナリストの須田慎一郎氏が、26日放送の読売テレビ「そこまで言って委員会NP」(後1・30)に出演。スシローなど、外食チェーン店で相次ぐ迷惑行為の動画投稿について私見を述べた。

 この日の番組は「世の中の理不尽なニュースを一刀両断」として、広域強盗事件や長野市の公園の存廃問題などについて議論。大手回転寿司チェーン「スシロー」の岐阜県内の店舗で客が自分でなめた湯飲みをそのまま元の棚に戻すシーンなどを映した動画が投稿されるなど、外食チェーン店で相次ぐ迷惑行為の動画投稿について意見を交わした。

 須田氏は「回転寿司というビジネスモデルに致命的な欠陥があることが今回、発覚したんじゃないかな」と意見。「飲食店である以上、安全安心な食べ物を提供する義務を負っているわけでしょ?ところが、その安心安全な食べ物を提供するという状況は来店客が全員、こういったいたずらをしないということが前提に成り立っているビジネスモデルなんですよ」と指摘し「果たして本当にそうなの?と。今回たまたま動画がSNSにアップされたけど、以前からこういったことなかったんですか?これが初めてですか?この人だけなんですか?って問題を考えていくと、もっともっと安全安心を提供するために、様々な方策を講じるべきだったんですよ。それを怠って利益を得ていたのは誰なんですか?回転寿司業界じゃないですか」とチェーン店側も対策を取るべきだったのではとした。

 そして「(大阪の)ジャンジャン横町の串カツ屋に行って下さいよ。二度漬け禁止だよ。二度漬けすると“お客さん、やめて”ってすぐ言うわけじゃない」と飲食店の対策例を挙げ「(回転寿司店の)規模がでかかったら、そういった安心安全を放棄していいのかって言ったら、そんなことはない。ビュッフェだってちゃんとホテルマンは見てるよ」と続けた。

 安全安心の対策のために価格が上がることを指摘されたが、須田氏は「だから、安心安全じゃないものを安く食べるのがいいのか、それとも安心安全なものを一定程度のコストを払った方がいいのかって、それは消費者の選択」と語った。

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2023年2月27日のニュース