「どうする家康」否~!今川義元・野村萬斎“まさかの新撮”にネット歓喜「神々しい」株爆上がりの国家論

[ 2023年2月27日 05:15 ]

 嵐の松本潤(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は26日、第8話が放送された。

 <※以下、ネタバレ有>

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどのヒット作を生み続ける古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となる。

 第8話は「三河一揆でどうする!」。本證寺から年貢を徴収しようとする松平家康(松本潤)に対し、一向宗徒が三河各地で一揆を起こした。家康は武力による抑え込みを図るが、一向宗側には有能な軍師がいるらしく、すべての作戦が裏目に出る。松平昌久(角田晃弘)など周囲の領主が寝返り、家臣の夏目広次(甲本雅裕)まで裏切る中、家康は服部半蔵(山田孝之)に内乱を仕掛けることを命じる。寺に潜入した半蔵が目にした空誓(市川右團次)を補佐する“軍師”の正体とは…という展開。

 織田信長(岡田准一)に討たれ、初回(1月8日)に“退場”した家康の師・今川義元(野村萬斎)が再登場した。回想ではない登場は第3話(1月22日)以来5話ぶり。

 自ら本證寺攻めを率いた家康は、何者かに銃撃され、倒れる。脳裏に浮かんだのは、駿府時代の義元と自分。義元は「この国の主は、誰ぞ?」と問い、次郎三郎の答え「太守様」に「否~!」。そして、こう説いた。

 「あの者たちが汗水垂らして得た米と銭で、我らは生きておるのじゃ。我らは民に生かしてもらっておるのじゃ。よく覚えておけ。民に見放された時こそ、我らは死ぬのじゃ」

 その民と戦うことになった家康。目から涙がこぼれた。

 放送終了後(午後9時)にはツイッターの世界トレンド12位に「今川義元」がランクイン。SNS上にも「今川義元様が神々しかった」「野村萬斎さんの御意(ドクターX)と否はスタンプ向き」「まさかの萬斎様復活。あの存在感。次回から『こんばんは、今川義元です』と出てきても違和感ないかも」「家康の成長に伴って今川義元の株がどんどん上がっていく大河ドラマなのかもしれないと思い始めた」「初回に『野村萬斎になんと贅沢な使い方』と思ったけど、そうじゃない。『なんと巧みな使い方』だな」などの声が相次ぎ、反響を呼んだ。さらなる登場、導きも期待される。

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2023年2月27日のニュース