球界最年長44歳のヤクルト・石川 今季初登板で5回無失点も史上初の新人から23年連続勝利はお預け

[ 2024年4月16日 19:50 ]

セ・リーグ   ヤクルトー中日 ( 2024年4月16日    バンテリンD )

<中・ヤ>力投する先発の石川(撮影・椎名 航)
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 球界最年長44歳のヤクルト・石川雅規が16日、中日戦(バンテリンD)で今季初登板。5回無失点と粘投したものの、6回無死一塁で迎えた打席で無念の交代。打線も得点を奪うことができず、史上初の新人から23年連続勝利はお預けとなった。

 ベテランらしい冷静なピッチングが光った。初回1死から田中、高橋周と連続安打を許し、一、二塁といきなりランナーを背負う展開。しかし、続く4番・中田を三邪飛、5番・細川を空振り三振とし、一打先制のピンチを切り抜けた。5回まで毎回ランナーを許したが、スコアボードに0を並べた。

 6回無死一塁で迎えた打席で代打・宮本と交代。一、二塁とチャンスをつくったものの、西川、村上、オスナと後続が続かなかった。

 18年以来6年ぶりとなるシーズン初登板初勝利はならず。しかしながら、6回6安打無失点、76球の粘投で存在感を示した。

 なお、過去に44歳以上での先発勝利をマークしているのは浜崎真二(阪急)、工藤公康(横浜)、山本昌(中日)の3人だけ。

 石川の通算成績は185勝185敗で勝率は5割ちょうど。通算180勝以上の投手は石川を含め35人いるが、勝率5割未満は梶本隆夫(阪急=254勝255敗)と長谷川良平(広島=197勝208敗)の2人のみとなっている。

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