阪神・伊藤将 ウル虎ユニで前回KOの雪辱だ 昨季着用試合で巨人を完封&15―0の歴史的勝利

[ 2024年4月16日 05:15 ]

投内連係の練習で軽快な動きを見せる阪神・伊藤将(撮影・大森 寛明)

 阪神・伊藤将の“ウル虎投球”に期待がかかる。16日からの巨人3連戦は、毎夏恒例の「ウル虎の夏」で着用する24年バージョンユニホームのお披露目試合。今年は甲子園球場100周年をイメージした緑色が基調の戦闘服だ。17日の第2戦に先発予定の27歳左腕が2勝目を狙う。

 「コースが高くなったり、甘く入ったりしないように。しっかりラインに投げていきたい」

 チームは春の“お披露目シリーズ″にめっぽう強いのだ。実は通算勝率・654。昨季の開催試合となった4月27日の巨人戦(甲子園)ではスコア15―0の歴史的勝利を挙げた。くしくも、この一戦で先発として9回2安打8奪三振で完封勝利を飾ったのが伊藤将だった。

 昨季の再現へ向けて、立ち上がりの制球難を克服したい。今季は登板した2試合でともに1、2回に連続失点。前回10日の広島戦(甲子園)では2回6失点で降板した。雪辱へ向けて、この日はブルペンで30球を投じて調整。「前回は修正する前にやられた。初回からそんなことにならないようにやるだけ」と力をこめた。(松本 航亮)

 ○…阪神は「ウル虎の夏」ユニホームを着用した昨季4月27日の巨人戦で伊藤将が完封し、15―0の大勝。巨人に15点差以上で勝つのは05年9月13日(○16―1)以来で、無失点に抑えたケースでは82年4月29日(甲子園)と22年7月13日(甲子園)の13―0を超える最大得点差だった。また、阪神の15点差完封勝利は、1リーグ時代の1940年11月13日の翼戦以来(投手・三輪八郎)、83年ぶり2度目という歴史的な勝利だった。

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