ドジャースが1月にトレードした若手有望株ブッシュが本領発揮、カブス球団記録に並ぶ5試合連続本塁打

[ 2024年4月16日 12:58 ]

カブスのマイケル・ブッシュ(AP)
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 カブスのマイケル・ブッシュ(26)が15日(日本時間16日)のダイヤモンドバックス戦に「5番・一塁」でスタメン出場。2回先頭打者で先発メリル・ケリーに0-2と追い込まれながら、3球目91・6マイルの低めカッターをとらえ、センター右へ今季6号本塁打とした。これで5試合連続本塁打となり、サミー・ソーサ(1998年)、ライン・サンドバーグ(89年)の持つカブスの球団記録に並んだ。

 ブッシュはドジャースの若手有望株として期待されていたが、昨季昇格するも、27試合に出て、81打席で打率・167、2本塁打、7打点と結果を残せなかった。今年1月、カブスにトレードされている。ドジャースはテオスカー・ヘルナンデス外野手などの獲得で40人枠を開ける必要があり、40人枠のエンシー・アルモンテ投手(29)、マイケル・ブッシュ内野手(26)を出し、代わりに若手有望株の左腕ジャック・フェリス(19)、ザイアー・ホープ外野手(18)を得ている。

 ブッシュはカブスに移籍してここまで打率・327、6本塁打、12打点、OPS(出塁率+長打率)1・131と絶好調。「良いスタートを切れてよかった。チームの助けになれているのがうれしい。でもまだ4月だし、これを続けていかないと」と話している。「最も印象的なのは相手にダメージを与えられる部分。パワーがものすごいね」とクレイグ・カウンセル監督は目を細めている。

 ブッシュは22年はドジャース傘下のマイナーで32本塁打、23年は27本塁打。パワーは証明されていただけに、ドジャースのフロントとしては今は悔しい気持ちだろう。

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