西部ガスが初V 34歳松薗監督は嬉し涙「不安でした」香田前監督から引き継ぎ、重圧を乗り越え全国へ

[ 2024年4月16日 21:24 ]

社会人野球JABA岡山大会決勝   西部ガス4―3Honda熊本 ( 2024年4月16日    倉敷マスカット )

<西部ガス・Honda熊本>松薗監督(中央)を胴上げする西部ガスの選手ら(撮影・河合 洋介)
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 西部ガスがHonda熊本をタイブレークの延長10回にサヨナラ勝利で下し、初優勝を飾った。

 延長10回1死一、二塁。「5番・捕手」の松山翔太が初球のカットボールに反応し、中前への劇打を決めた。

 「最高です。気持ちいいですね。主将は常に“いつも通り”“普段通りに当たり前のことをやろう”と言っているし、監督からも思い切っていけと言われていた。自分が決めるというよりかは、いつも通りにプラス思考で打席に入ることができました」
 歓喜に沸くナインを見つめながら、松薗史敏監督は嬉し涙を流した。

 駒大苫小牧(北海道)を甲子園優勝に導いた香田誉士史前監督(現駒大監督)のあとを受け、昨年12月に監督に就任した。同社の創部1期生として10年間プレーし、昨年コーチとして復帰。そして34歳で指揮官になった。

 「今までの監督が偉大だったので不安でした。結果が出なければ、監督の責任だな…と思っていました」

 就任から守り勝つ野球を掲げてきた。今大会は5戦4失点。堅守で頂点にたどりついた同監督は、「これまでと変わらず、投手中心とした守備を鍛えていきたい」と5大会連続6度目となる今秋の日本選手権を見据えた。

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