元木大介「バラエティーにありがとう」 古い価値観をアップデート コーチ業に経験生かす

[ 2024年2月22日 21:15 ]

元巨人コーチでタレントの元木大介
Photo By スポニチ

 昨季限りで巨人コーチを退任し、タレントに復帰した元木大介(52)が22日、ニッポン放送「ナイツ ザ・ラジオショー」(月~木曜後1・00)にゲスト出演。バラエティーでの経験がコーチ業に生きたと感謝した。

 現役時代に“くせ者”の異名を取った元木は2005年シーズンを最後に引退。その後、明るいキャラクターを生かしてタレントに転向し、バラエティー番組などで人気者になった。18年10月にコーチ就任が発表され、19年から内野守備兼打撃コーチに就任。20年~22年にはヘッドコーチも務めた。

 昨季限りでコーチを退任してタレントに復帰する一方で、小学生対象の「ジャイアンツアカデミー」校長にも就任した。“ケツバットとかやるの?”といじられると「今お笑いでも叩いたら怒られる時代でしょ?ありえない、そんなの」と苦笑い。

 そして、「昭和の時代は厳しかった」と過去を振り返りつつ「今の時代は全然違う」と続けた。

 「だから逆にオレ、ユニホーム脱いで、十何年間バラエティーのほうでやってたから凄く勉強になった。コミュニケーションとか。人と話すっていうこと。先輩、後輩と話すタイミングとか。凄く勉強になって。だから、今の時代にずっと流れていくなかでバラエティー出てたから。厳しさっていうのがないわけじゃないんだけど、昭和の厳しさじゃなくなってるから良かったと思う。昔だったら強い言葉でバッと言ったらそれで終わって。選手も“なんだアイツ!”みたいな感じで終わっちゃうんだけど。普通に話をしながら注意もできるし、ほめてあげることも当然できるから。凄くバラエティーに“本当にありがとうございます”という感じで。ほんっと良かった」。

 一度野球界を離れてバラエティーを経験したことで、古い価値観をアップデート。「こうやってまたバラエティーに出るようになって、それを見ながら校長もやったら多分、いろんなこと言ってくる子もいると思う。それでも“うぜぇ!”じゃなくて“大変なんだぞ”“オレも頑張ってんだぞ”“お前らも頑張れ!”みたいなことは言えるから」と優しい声で話していた。

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年2月22日のニュース