日本ハム・矢沢 テーマ“脱力”で二刀流2年目に挑む

[ 2024年2月22日 06:00 ]

ライブBPで好投した日本ハム・矢沢
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 二刀流2年目の日本ハム・矢沢が“弱点克服”に励んでいる。打撃動作と投球動作はともに体重移動が大切だが、アプローチの仕方は似て非なるもの。「打撃は体重移動を自分で操作するが、ピッチングは自然と体重移動した方がいい球がいく。投球時も打撃寄りの体重移動になってしまって」と左投げ、左打ちの二刀流の難しさを感じている。

 テーマは脱力だ。打撃の意識で体重移動すると上半身と下半身がかみ合わず、制球が乱れる。小手先でまとめようとすると、さらに球速も落ちていく。そこで「マウンドには傾斜があるので、傾斜に向かって勝手に落ちていくようなイメージで体を使っていくと良い球がいく」と、より力を抜いた投手版の体重移動を磨いてきた。

 21日は2軍キャンプでライブBPに登板。打者7人に安打性1、3奪三振と7割の力感で切れのあるボールを投じ「ここから出力が上がっていけば」と、手応えを口にする。22日には昨秋の右手有鉤(ゆうこう)骨骨折以来、約4カ月ぶりに打者としてライブBPを行う。投打万全な状態で二刀流2年目へ挑む。(清藤 駿太)

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