大谷にスペイン語を教えるヘルナンデス外野手は強打で、肩も正確で、陽気なキャラクター

[ 2024年2月22日 11:17 ]

昨季はマリナーズでプレーしたテオスカー・ヘルナンデス
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 「ドジャーインサイダー」のクリスチャン・ロモ記者が左翼のレギュラーに予定されているテオスカー・ヘルナンデス(31)外野手について、多才な選手と紹介している。

 メジャー経験8年で、一番多くプレーしてきたのは右翼で429試合に先発、次が左翼で162試合、中堅も92試合先発経験がある。中堅は主に2019年だった。今季についても、予定は左翼だが右翼の準備もしている。「どのポジションでも言われた場所でプレーする、チームの勝利に貢献するためにね」と本人。昨季はマイナーズに所属、主に右翼でプレー、ゾーンレイティングや守備の貢献度を示すフィールディングランバリューの数値は良かった。

 目を引くのは肩についての評価で、スタットキャストでは89パーセンタイル(計測値の分布を小さい数字から大きい数字に並べ変え、パーセント表示するもの)と上位だった。とはいえ持ち味は打力。21年はブルージェイズで32本塁打、116打点を弾き出した。しかし昨季は投手有利なマリナーズでシアトルのT-モバイルパークを本拠地としたために打撃成績は落ちて、26本塁打、93打点だった。それでもハードヒット率、バレル率などの数値は高かった。

 ロバーツ監督は21年の成績を残すと期待している。「彼はプロフェッショナルな打者。大事なのは周りの打者を信じて、ストライクゾーンを見定めてバットを振ること。それができれば長打力は付いてくる」と言う。ヘルナンデスは「自分はあくまでチームの一員に過ぎない。役割はみんなを手助けして、勝利に貢献すること」と言う。この日は、ドジャースの公式X(旧ツィッター)でヘルナンデスが大谷翔平に笑顔でスペイン語を教えたり、山本由伸にスペイン語で話しかける模様が投稿されていた。陽気なキャラクターで、チームのムードメーカーとしても役割を果たすことになる。

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