“韓国の山本昌”になるか ハンファ復帰の柳賢振 8年契約最終年は44歳 出場すればKBO最年長記録

[ 2024年2月22日 12:05 ]

ハンファイーグルスの球団インスタグラム(@hanwhaeagles_soori)から

 韓国プロ野球ハンファ・イーグルスは22日、ブルージェイズをFAとなった韓国人左腕・柳賢振(リュ・ヒョンジン)投手(36)の復帰を発表した。球団公式SNSにも「帰って来た」など左腕の古巣復帰を投稿した。

 韓国メディアによると、契約は8年総額170億ウォン(約18億8000万円)で、斗山のヤン・ウィジの6年152億ウォン(約17億円)を上回りKBO史上最高額という。

 契約額もさることながら、注目されるのは8年という契約年数の長さだ。

 韓国メディア「スポーツ春秋」によると、来月37歳となるリュ・ヒョンジンが8年契約をすべて満たせば、2031年の44歳シーズンまでハンファの選手となるため、契約最終年の31年に試合に出場すると、球団のレジェンドであるソン・ジヌの43歳7カ月7日の韓国プロ野球史上最年長出場記録を上回るという。

 NPBの最年長出場記録は元中日・山本昌の50歳57日。日本のレジェンド左腕には及ばないが、リュ・ヒョンジンも韓国のレジェンド左腕として新たな記録を樹立するかもしれない。

 リュ・ヒョンジンはハンファを経て13年からメジャー移籍。ドジャースでは19年に防御率2・32で最優秀防御率のタイトルを獲得。20年からブルージェイズに移籍し、23年限りで4年契約が終わり、FAとなった。22年6月に自身2度目となるトミー・ジョン手術を受けたものの昨年は8月に復帰し、3勝3敗、防御率3・46と復活を示した。24年は37歳シーズンとベテランの域に達しているが、1~2年の短い契約ならメジャー残留の可能性もあるとみられ、パドレスなどが関心を示していたが契約には至らなかった。

 メジャー通算は186試合で78勝48敗、防御率3・27。今後は沖縄でのチームの2次キャンプに合流する見通し。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年2月22日のニュース