元木大介「絶っ対ないと思ってた」 戸惑うもうれしかった球界復帰 由伸監督続投と思っていたら…

[ 2024年2月22日 20:26 ]

元巨人コーチでタレントの元木大介
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 昨季限りで巨人コーチを退任し、タレントに復帰した元木大介(52)が22日、ニッポン放送「ナイツ ザ・ラジオショー」(月~木曜後1・00)にゲスト出演。原辰徳前監督(65)から直接オファーを受け、巨人コーチに就任した経緯とその時の心境を明かした。

 現役時代に“くせ者”の異名を取った元木は2005年シーズンを最後に引退。その後、明るいキャラクターを生かしてタレントに転向し、バラエティー番組などで人気者になった。18年10月にコーチ就任が発表され、19年から内野守備兼打撃コーチに就任。20年~22年にはヘッドコーチも務めた。

 原氏から直々にコーチ就任のオファーを受けたのは、18年のシーズン中のこと。ゴルフをしたあとの駐車場で「何気なくLINEを見たら原さんから入ってたんで、なんだろう…って」と連絡を受けた。

 当時は、15年~18年まで監督を務めた高橋由伸氏(48)が来季も続投するという新聞記事を見た約1週間後だったため「なんとか頑張ってほしいな」と思っており、原氏からの「ゴルフの誘いかな」と思ったという。

 だが、LINEを開いてみると「力を貸してほしい」の文字。それでも「由伸監督(続投)で、コーチを代えるのに原さんが動いてくれてんのかな」と思った。だが、「監督は原さんがやられるんですか?」と確認してみると「そうなるだろう」との返信が。

 「頭ごっちゃごちゃになって。1週間前に出てたのに、新聞に。続投って。新聞が先走っちゃったんだ…原さんが直接言ってくるんだからこっちが本当だろう、と思って…」。

 それでも、そうと分かれば即決だった。すぐに「分かりました。僕で良ければ頑張ってやります」と就任を快諾、返信したという。

 「僕はもう絶っ対ないと思ってたんで」という球界復帰。「バラエティーとかも出てて、もう絶対ないと思ってたんで、まさかだったですね、本当に。まさかでもあり、不安でもあり。でも、凄いうれしさもあったんですよね。もう一回ユニホーム着れるんだ…と思って」。

 就任が正式発表されてからは「なんでそんな奴らをコーチにしてるんだ…って原さんが凄く叩かれてたんで。だから、何とか原さんの顔に泥を塗らないように一生懸命頑張ろうと思って。次の年に優勝できたんで、それは凄くうれしかったですね」と話していた。
 

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