巨人・原監督「非常に未知の領域」で獲得したウォーカー活躍を喜ぶ 「非常によくやってくれた」

[ 2022年11月6日 20:02 ]

侍ジャパンシリーズ2022   巨人4―8日本代表 ( 2022年11月6日    東京D )

<巨・侍>4回、ウォーカー(右)が3ランを放ち中田に迎えられる(撮影・篠原岳夫)
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 巨人の原辰徳監督(64)が野球日本代表「侍ジャパン」との強化試合(東京D)で一度は勝ち越しとなる3ランを放ったアダム・ウォーカー外野手(31=米国)の活躍に目尻を下げた。

 チームはリリーフ投手陣が終盤の8、9回だけで4本塁打を浴びて逆転負けを喫したが、試合後、ウォーカーについて聞かれると「まぁ、アメリカの実績という点では独立リーグという中でありましたけども、私たちも彼に入団してもらうにあたって、非常に未知の領域というんでしょうかね、そういうなかで非常によくやってくれたシーズンだったと思います」と来日1年目を総括。「最後にこういう時期でも秋季練習に参加してね、今日のゲームにおいてもすばらしいホームランを打ったという点において、来季に向けて大きな期待でまた迎えられるなと思いました」と期待を寄せた。

 ウォーカーは1―1と同点にされた直後の4回無死一、三塁で相手先発の右下手投げ、与座(西武)が投じた初球の低めスライダーを左中間スタンドへ叩き込んだ。5年ぶりのBクラスに終わった巨人は10月2日に今季最終戦を迎えたが、その後も志願の秋季キャンプ参加で練習に汗を流してきた努力が早くも結果となって表れた。2回の第1打席でも中前打を放っており、3打数2安打3打点の大活躍だった。

 レギュラーシーズンでは143試合中124試合に出場して打率・271(406打数110安打)、23本塁打、52打点。開幕直後には左翼からの送球難など拙守が心配されたが、昨季限りで現役を引退した名手・亀井善行外野守備走塁コーチ(40、肩書きは当時)の献身的な指導でメキメキと上達。チームがコロナ禍に見舞われた7月には来日1年目で球宴にも出場し、亀井コーチのバースデー前夜に佐々木朗希(ロッテ)の162キロを中前打して“師匠”に捧げた。

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