巨人ウォーカー「また来年、球場でお会いしましょう」 来日1年目は3ラン締め「充実した1年に」

[ 2022年11月6日 18:01 ]

侍ジャパンシリーズ2022   巨人4―8日本代表 ( 2022年11月6日    東京D )

<巨・侍>4回、勝ち越し3ランを放ったウォーカー(撮影・木村 揚輔)
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 巨人のアダム・ウォーカー外野手(31=米国)が野球日本代表「侍ジャパン」との強化試合(東京D)で一度は勝ち越しとなる3ランを4回に放った。チームは8、9回に投手陣が4本塁打を浴びて逆転負けを喫したが、来日1年目を最高の形で締めくくった。

 ウォーカーは「来日1年目でしたが、素晴らしいスタッフ、チームメートに囲まれて凄く充実した1年になりました。来年もまた充実した1年になるように頑張りたいと思います」とコメント。巨人ファンへは「いつも応援していただきありがとうございます。オフシーズンはまたファンの方が喜んでもらえるように、野球を楽しんでもらえるようにしっかりと鍛えてきます。また来年、球場でお会いしましょう」とメッセージを残した。近日中に日本を離れる。

 「5番・左翼」で先発出場。1―1と同点にされた直後の4回だった。無死一、三塁で入った第2打席。相手先発の右下手投げ、与座(西武)が投じた初球の低めスライダーを左中間スタンドへ叩き込んだ。5年ぶりのBクラスに終わった巨人は10月2日に今季最終戦を迎えたが、その後も志願の秋季キャンプ参加で練習に汗を流してきた努力が早くも結果となって表れた。2回の第1打席でも中前打を放っており、3打数2安打3打点の大活躍だった。

 レギュラーシーズンでは143試合中124試合に出場して打率・271(406打数110安打)、23本塁打、52打点。開幕直後には左翼からの送球難など拙守が心配されたが、昨季限りで現役を引退した名手・亀井善行外野守備走塁コーチ(40、肩書きは当時)の献身的な指導でメキメキと上達。チームがコロナ禍に見舞われた7月には来日1年目で球宴にも出場し、亀井コーチのバースデー前夜に佐々木朗希(ロッテ)の162キロを中前打して“師匠”に捧げた。明るいキャラクターでファンのハートもがっちりつかんだウォーカー。今から来季の活躍が楽しみだ。

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