西武・熊代2軍コーチ 新背番号「84」選択の理由 変わらぬ“愛されキャラ”ぶり

[ 2022年11月6日 08:15 ]

西武の新コーチに就任し、手を合わせる(左から)鬼崎3軍守備コーチ、内海2軍投手コーチ、大島2軍打撃コーチ、熊代2軍外野守備走塁コーチ、荒川3軍バッテリーコーチ兼ブルペン捕手
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 今季限りで現役を引退して指導者として第2の人生をスタートさせた西武・熊代聖人2軍外野守備走塁コーチ(33)は、なぜ、新たな背番号に「84」を選んだのか。現役時代は「58」で、愛着のある数字だった。

 明るいキャラクターで、試合前の円陣で辻前監督のお面をかぶって仲間を鼓舞するなど、ムードメーカーとしても評価されていた。ナインに引退の報告を行ったのは、10月の秋季練習。場所は2軍本拠地球場の土のグラウンド上だったが、スーツ姿のまま栗山に投げ飛ばされて笑いを誘う愛されキャラだった。

 2日の就任会見で、背番号「84」を選んだ理由を説明した。「現役時代は58だったので、(数字を)ひっくり返して85が欲しかったんですけど…」と前フリ。しかし「85」を背負っていたのは10月まで6年間チームを指揮した辻前監督だった。「辻監督が付けられていたので、さすがにおこがましいと思って…」と選べなかった。

 ならば、なぜ84にしたのか。「コーチ1年目で新米なので、85から1を引いて84になりました」と説明を続けた。報道陣が多少、困惑している空気を察知したのか「もう訳が分からんですけど…」と付け加えた熊代コーチ。現役を引退しても、そのキャラクターが変わることはない。会見場に、一斉に笑いが起こった。(記者コラム・神田 佑)

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2022年11月6日のニュース