巨人・小石打撃投手がトライアウト参加!4年ぶり現役復帰に挑戦

[ 2022年11月6日 05:00 ]

小石博孝打撃投手
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 巨人の打撃投手を務める小石博孝氏(35)が、8日に楽天生命パークで開催される12球団合同トライアウトに参加することが5日、分かった。打撃投手からの現役復帰は過去に元ヤクルトの有沢賢持、元横浜(現DeNA)の西清孝、元オリックスの栗山聡らがいるものの、極めて異例。元西武の小石氏は19年にもトライアウトを受けており、3年ぶり2度目の挑戦となる。

 11年ドラフト2位で西武に入団し、左投げの変則投手として通算117試合に登板。2勝5敗1セーブ、防御率4・90の成績だった。1年目にプロ初勝利を挙げた際には得意の俳句を披露するなどファンに愛された。19年限りで現役を引退し、20年から巨人の打撃投手に転身。1軍の主力野手相手に投げるだけではなく、練習のサポート役も買って出ていた。今年も1軍の試合前練習で投げ続けていたが、現役復帰への思いが募り、トライアウト再挑戦を決断した。

 3年前のトライアウトでは、登板前に大声で自己紹介し、注目を集めた。シート打撃形式で打者3人から4球でアウトを奪い「準備してきたことが出せたかなと思います」とアピールしたが、オファーは届かず。来年4月に36歳になる男の再挑戦。4年ぶりの復帰へ、思いを込めた投球に注目が集まる。

 ◇小石 博孝(こいし・ひろたか)1987年(昭62)4月13日生まれ、大分県出身の35歳。鶴崎工では甲子園出場なし。立正大では4年秋に同大学初の東都リーグ優勝と明治神宮大会制覇に貢献。NTT東日本を経て、11年ドラフト2位で西武入団。19年限りで現役を引退した。1メートル78、85キロ。左投げ左打ち。

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2022年11月6日のニュース