巨人・井上 侍Jに3回1安打無失点 「どこまで通用するか」と49球中39球が直球 MAX150キロ

[ 2022年11月6日 15:15 ]

侍ジャパンシリーズ2022   巨人―日本代表 ( 2022年11月6日    東京D )

<巨・侍>2回、西川(中央)から三振を奪った井上(左)(撮影・木村 揚輔)
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 巨人の3年目左腕、井上温大(はると)投手(21)が野球日本代表「侍ジャパン」との強化試合(東京D)に先発登板。3回1安打無失点と好投した。

 大城とのバッテリーで初回、1番・塩見(ヤクルト)を148キロの外角直球で見逃し三振に打ち取ると、2死後、牧(DeNA)に右前打されたものの4番・村上(ヤクルト)を146キロの内角直球で遊飛に仕留めて無失点。2回は山田(ヤクルト)を捕邪飛に打ち取った後、西川(広島)、佐藤輝(阪神)をともに外角低め直球で連続三振に仕留めて波に乗った。3回も甲斐(ソフトバンク)、中野(阪神)、塩見を3者凡退。塩見は5球目の真ん中高め149キロで空振り三振に仕留めたが、その前の4球目には最速150キロをマークした。

 試合前日の5日には「球界を代表するバッターたちが集まってるので、ストライクゾーンに思い切って投げていって、自分のボールがどこまで通用するかを、試すというか、どこまで通用するかというのを思い切って投げていきたいなと思います」と話していた通り、初回に投じた21球中17球が直球、2回も16球中12球、3回も12球中10球が直球という力で押しての好投だった。

 投球内容は3回で打者10人に対して49球を投げ、1安打無失点。4三振を奪い、四死球なし、直球のMAXは150キロだった。

 井上は前橋商から2019年ドラフト4位で巨人入りし、昨年5月に左肘手術を受けてオフには育成選手に。今年7月11日に支配下登録選手に復帰し、同16日の広島戦(東京D)でリリーフとして1軍デビューを飾った。プロ4度目の先発登板となった9月23日の中日戦(バンテリンD)で6回7安打3失点と好投してプロ初勝利をマーク。同一シーズン8人目の初勝利はプロ野球史上初の快挙となった。

 ▼井上 自分の持ち味のストレートをしっかりゾーンに投げることができました。すごい打者が並びましたが逃げずに向かっていく気持ちを出して勝負できたと思います。左打者のアウトコースの入り球が抜けてしまい打者有利にしてしまったので、球数を少なくするために初球の精度を高めていきたい。今日の登板は楽しかったですし、すごい自信になりました。

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