大和高田クラブの9番・西浦 福留効果で全国大会初アーチ「自分が一番驚いています」

[ 2022年11月6日 17:37 ]

第47回社会人野球日本選手権大会 2回戦   大和高田クラブ1-6日本通運 ( 2022年11月6日    京セラD )

<日本通運・大和高田クラブ>3回 1死 左越えに本塁打を放った大和高田クラブ・西浦(撮影・成瀬 徹)
Photo By スポニチ

 クラブチーム代表の意地をひと振りに込めた。大和高田クラブの9番・西浦太智二塁手が、3回1死から左翼に全国大会初アーチを叩き込んだ。高めに抜けた変化球をフルスイング。奈良・大和高田市から駆けつけた一塁側の応援席をヒートアップさせた。

 「フェンスは高いし、まさか入ると思ってなかった。だから全力疾走で、ガッツポースもできなかった。自分が一番驚いています」

 中京学院大時代もゼロ本塁打。実家のある地元で野球を続けようと、セレクションを受けて入部した。社会人2年目で練習試合を含めて3本目の本塁打だった。ヒントになったのは2人のプロ経験者のアドバイスだった。昨年オフには阪神、中日でプレーした福留孝介氏の臨時コーチを受け「手が遅れ気味。下半身の割れを作って、しっかり振れ」と助言された。クラブを率いる元近鉄の佐々木恭介監督からも「トンカチを使う感じで、肘から先を柔らかくすれば、バットのヘッドは走る」と前日練習で教えられたことを実践できた。

 「入ったときは難しいと感じていたけど、少しずつ理解できている」と西浦は全国大会での本塁打を飛躍のきっかけにすることを誓った。

続きを表示

2022年11月6日のニュース