日本ハム新加入の2人が侍ジャパン戦で躍動 江越が痛烈二塁打 斎藤は最速159キロ

[ 2022年11月6日 06:00 ]

侍ジャパンシリーズ2022   日本ハム4―5日本代表 ( 2022年11月5日    東京D )

<侍・日>4回、二塁打を放つ江越(撮影・木村 揚輔)
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 今季終了後に阪神からトレードで日本ハムに加入した江越と斎藤が5日の侍ジャパン戦で躍動した。「2番・右翼」で先発出場した江越は3打数1安打。5回から3番手で登板した斎藤は最速159キロをマークするなど、与えられた2/3回を無安打無失点に封じた。

 反撃の口火を切ったのは江越だった。2点を追う4回先頭、相手先発・石川から左翼線へ痛烈な二塁打。1死後、野村の中前適時打で快足を飛ばして本塁生還した。この回4安打3得点で一時逆転に成功し、江越は「とにかく打席でやることをしっかりやろうと、そこだけに集中していた」と胸を張った。

 5回は斎藤が魅せた。「素晴らしい打線を相手に投げられるのを楽しみにしていた」と言い、投じた5球全てが150キロ超え。先頭の近本を151キロのスプリットで二ゴロに抑えると、続く近藤はこの日最速159キロの直球で三ゴロに仕留めた。

 左打者2人を抑え、打席に牧が向かうところで新庄監督は「右打者に死球を与えて骨折でもされたら困る」と玉井にスイッチ。球威があるあまり、投球が万一、大きくシュート回転した際のリスクに備えたものだった。球速を伝え聞いた新庄監督は「159!?キャンプで鍛え直したら163、4キロいけそう」と期待感を口にした。

 あす7日からの沖縄県国頭村での秋季キャンプにも参加する2人。下半身を踏ん張り、上半身の力を抜く感覚を養っている江越は「もっと無意識にできるようにやりたい」と話し、斎藤も「真っすぐが売り。再現性を高めたい」と意気込んだ。

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2022年11月6日のニュース