オリックス・中嶋監督 9回にワゲスパック起用も阿部の登板は「全然あります」信頼変わらず

[ 2022年10月26日 23:17 ]

SMBC日本シリーズ2022第4戦   オリックス1-0ヤクルト ( 2022年10月26日    京セラD )

<オ・ヤ>勝利監督インタビューに応じる中嶋監督(撮影・平嶋 理子)
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 オリックスは「SMBC日本シリーズ2022」の第4戦で、ヤクルトに待望の初勝利。対戦成績を1勝1分け2敗とした。日本シリーズでの1-0勝利は14年のソフトバンク(対阪神戦)以来8年ぶりで、球団では阪急時代も含め初めてとなった。

 1-0勝利の立役者となったのはもちろん投手陣。試合後、中嶋監督は「ランナーを自分でも出しましたけど、こっちも塁に出てるけど点入らない。本当に苦しいけど、それでも投げてくれた」と走者を出しながらも粘りの投球で4回1/3を無失点に抑えた先発・山岡をまずは称えた。

 そして、流れを相手に渡さなかったのが2番手・宇田川と3番手・山崎颯。どちらもイニングをまたぎながらヤクルト打線を抑え、指揮官は「期待してますもん」と最大級の褒め言葉で若き両腕を称賛した。

 9回は平野佳でも阿部でもなくワゲスパックがマウンドへ。先頭・丸山に二塁打を浴びたものの後続を断って試合を締めた。この日こそ、助っ人右腕に最終回を託したものの中嶋監督は第2戦で同点3ランを被弾した阿部の起用について「全然ありますよ」ときっぱり。「全然、気にせず出します。平野だろうと」と信頼は変わらないとした。

 第4戦でようやく初勝利を手にし、27日が本拠地・京セラドームでの今年最後の試合となる。「明日、本拠地で展開どうなるか分かりませんが最後の試合になるので、良い試合を見せたいし、勝って(勝敗を)タイにしたいですね」と必勝を誓った。

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