シリーズ球団初!オリックスが1-0で4戦目初勝利 ラオウ杉本の先制打守り抜いた4投手完封リレー

[ 2022年10月26日 22:03 ]

SMBC日本シリーズ2022第4戦   オリックス1-0ヤクルト ( 2022年10月26日    京セラD )

日本シリーズ<オ・ヤ>3回、杉本の適時打で生還した三走・中川圭はナインの出迎えを受ける(撮影・岡田 丈靖)
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 オリックスは「SMBC日本シリーズ2022」の第4戦で、ヤクルトに辛勝。対戦成績を1勝1分け2敗とした。日本シリーズでの1-0勝利は14年のソフトバンク(対阪神戦)以来8年ぶりで、球団では阪急時代も含め初めてとなった。

 打線は序盤、相手先発・石川を攻めあぐねたが3回2死二塁から杉本の左前適時打で先制。この1点を4投手の継投で守り抜いた。先発・山岡が5回1死まで無失点で粘投すると、1死三塁のピンチで後を継いだ宇田川が好救援。山崎、山田を2者連続三振に仕留めてこのイニングを無失点に封じると、回をまたいだ6回もヤクルト打線を抑えた。

 7回から登板した3番手・山崎颯も2イニングを無失点。特に8回1死で相手主砲・村上をフルカウントから159キロ直球で左飛に打ち取ると、球場からは大きな拍手が沸き起こった。

 9回のマウンドに上がったのはワゲスパック。いきなり先頭の6番・丸山和に左翼線を破られる二塁打を許したが、そこから連続三振を奪い、最後は代打・内山壮を捕邪飛に打ち取り、無失点で締めた。

 過去の日本シリーズで、2連敗から初勝利を挙げた(引き分けを含む)のは今回で19度目。過去18度のうち、逆転で日本一となったケースは6度あり、その確率は33・3%となっている。直近では大谷翔平投手(現エンゼルス)を擁した日本ハムが、16年の日本シリーズで広島を相手に2連敗後に1勝を返し、そのまま4連勝して日本一となった。

 その逆転Vを果たした6度とも、次の試合も勝利し、2勝2敗のタイに持ち込んでいる。オリックスが27日の第5戦に勝利するかが、鍵となりそうだ。

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