巨人・原監督「ナカジはちゃんと役割を知っている人」 “翔呼び”の中田は「新鮮さのなかでね」

[ 2021年8月20日 22:20 ]

セ・リーグ   巨人1―6DeNA ( 2021年8月20日    東京D )

<巨・D>9回、ベンチの原監督(撮影・島崎忠彦)
Photo By スポニチ

 逆転でのリーグ3連覇を目指す巨人は最下位のDeNAに1―6で逆転負けを喫し、今季初の貯金15と4月1日以来141日ぶりとなる首位浮上を逃した。

 2回に敵失で先制した巨人だったが、先発右腕・山口が1―0で迎えた5回に一挙3失点して逆転され、その裏の攻撃で代打を出されて降板。試合後、巨人の原辰徳監督(63)は「あそこは代打でしょうね」と振り返り、走塁も含めて攻める姿勢は出せたのでは?という質問には「うーん…まあ、でも、なんていうかな。あんなに完全に、松原なんかアウトになっちゃいけないよね」と3回に安打で出塁しながら盗塁失敗した松原をチクリ。最後まで適時打がなく1点どまりだった打線について「もう1本も2本も必要だと思うよ、今日はね。しかし、打線が活発にならないとね」と嘆いた。

 それでも18日のヤクルト戦(松山)で逆転&決勝の2点適時打を含む2安打を放ったチーム最年長、39歳の中島がこの日も2安打と活躍。2回には無死二塁で中前打を放ち、これが敵失を誘う間に先制点が入るなど好調をキープした。中島について聞かれると「ねえ!いい感じでつながっていますよ。ナカジと大城、ね」と前試合の7番から5番に打順が上がった中島と、中島の安打の後に2四球を選んだ6番・大城のつながりに触れつつ「(打順を)上げたのは良かったんだけどね、下がった人がいまいちだったな」と5番から7番に下がったウィーラーが併殺打を含む3打数無安打に終わったことを苦笑いまじりに振り返った。

 また、この日の試合前には日本ハムから昨季のパ・リーグ打点王、中田翔内野手(32)を無償トレードで獲得。好調な中島らとの一塁手争いも激しくなるが「そうですね。まあ、ナカジはちゃんと役割を知っている人だしね、翔はなんていうか、新鮮さのなかでね」と話す指揮官だった。

続きを表示

2021年8月20日のニュース