日本ハム・栗山監督 涙で巨人への感謝語る「野球でしか人生は良くならない…あとは翔がどうするか」

[ 2021年8月20日 16:04 ]

<日・楽>試合前練習で、上を見上げる栗山監督(撮影・高橋茂夫)
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 日本ハムから巨人へのトレード移籍が決まった中田翔内野手(32)について、日本ハム・栗山英樹監督(60)が目を潤ませながら熱い思いを口にした。

 まずは「現場の責任者である俺にもの凄く責任がある。ファンのみなさんとか、子供たち、野球界の先輩方に対して本当に申し訳ない」とあらためて中田の暴行騒動について謝罪。その上で「本当に原さんを含め、ジャイアンツも凄く覚悟がいることだと思う。本当に感謝しかない。人は間違いを起こした時にちゃんと謝って、それで道をつくってもらえるならば、やっぱり野球でしか人生は良くならないと俺は思った。あとは翔がどうするかだけ」と目を潤ませながらチャンスを与えてくれた巨人に感謝の言葉を口にした。

 栗山監督は16日に神戸市内の宿舎で担当記者に対し「うちのチームじゃ難しい」と打ち明けた。そこから「一気に動いた」と巨人とのトレードが進展したと説明した。中田とはスケジュールの関係で電話でやり取りしただけとなったが「今、野球をやらせていいんですか、という意見は世の中にはあると思う。だけど、何が大事か。人は迷惑をかけたら迷惑をかけた分をどこかに返さないといけない。誰かのためにならなきゃいけないだろう。一回失敗して、“本当にすみません”って言って、“お父さんこうやって頑張ったよって、やってみろよ”って」と伝えたことも明かした。

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