多賀少年野球クラブが史上初の3連覇へ20点大勝 4番・平岡が2ランスクイズ

[ 2021年8月20日 05:30 ]

高円宮賜杯第41回全日本学童軟式野球マクドナルド・トーナメント第3日   多賀少年野球クラブ20-5井原アローズJr ( 2021年8月19日    新潟県 )

4回に2ランスクイズを決めた多賀少年野球クラブの平岡
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 ハードオフ新潟など新潟県内6会場で2回戦16試合を行った。中止となった昨年を挟み、史上初の3連覇を狙う多賀少年野球クラブ(滋賀)は、井原アローズJr.(岡山)に20―5で大勝。同点の4回に2者連続スクイズで勝ち越すと、5回以降は打線が爆発した。19年の前回大会準優勝の茎崎ファイターズ(茨城)も大崎ジュニアドラゴン(宮城)を9―2で下した。20日は3回戦8試合が行われる。

 鮮やかに決めた。3番・土橋のスクイズで5―4と勝ち越した直後の4回1死二、三塁。今度は4番・平岡が2ランスクイズで2点を加えた。「スクイズは得意なので。結構、ギリギリの接戦だったから、やった方がいいと思いました」と事もなげに振り返った。

 「ウチはノーサイン野球ですから」と辻正人監督。多賀少年野球クラブではベンチからサインは出ない。選手が自分たちで考えてプレーを選択する。「だから、どこでやるか分からないのでドキドキします」と語る指揮官をよそに、土橋と平岡がきっちりとスクイズを決めての4回の貴重な3点だった。

 初回に1―4とされてヒヤリとしたものの、終わってみれば20―5の大勝。楽天の則本昂がOBで、史上初の3連覇を目指す強豪。小技も絡めて順当に初戦を突破した。(白鳥 健太郎)

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2021年8月20日のニュース