エンゼルス・大谷 キングもサイ・ヤング賞も視界、リアル二刀流で40号&8勝 イチロー氏“予言”超える

[ 2021年8月20日 02:10 ]

ア・リーグ   エンゼルス3-1タイガース ( 2021年8月18日    デトロイト )

<タイガース・エンゼルス>8回無死、シスネイロのスライダーを完璧に捉えて、右翼席中段へ40号ソロを放った大谷(AP)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(27)が18日(日本時間19日)、タイガース戦に「1番・投手」で投打同時出場。8回に両リーグ最速の40号を放ち、投げても自己最長の8回を1失点で自身7連勝となる8勝目を挙げた。

 これで1918年のベーブ・ルース(レッドソックス)以来、103年ぶりとなる2桁勝利&2桁本塁打へのカウントダウン開始。すでにMVPも確実な情勢だが、試合後に米メディアから初めて投手の最高栄誉であるサイ・ヤング賞についての質問が飛び出した。

 18年9月、イチロー氏は壮大な未来を語っていた。「個人的な興味としては投手と打者、それぞれ年間通して見てみたい。サイ・ヤング賞を獲った翌年にはホームラン50本で本塁打王」。3年後。大谷は投手にも打者にも専念することなく、メジャー通算3089安打のレジェンドの想像をはるかに超える二刀流でのプレーで全米を魅了している。

 この地球上で唯一無二の二刀流。投打で最高栄誉である2つのタイトルの同時受賞も決して夢物語ではない。

 ▽大谷の日本ハム時代の投打同時出場 在籍していた13年から17年までの5年間でポストシーズンを含め計17度ながら本塁打は1本だけ。16年7月3日のソフトバンク戦で「1番・投手」で初回に初球を本塁打し、8回無失点、10奪三振で白星も挙げた。今季も4月4日のホワイトソックス戦で「2番・投手」で初回に初球を本塁打したが、失点につながる捕逸など不運が重なり5回途中3失点で白星を逃した。

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