初球を3ランの代打・田中「やりました!」明徳16回すべて初戦突破

[ 2014年8月15日 12:23 ]

<明徳義塾・智弁学園>7回2死一、三塁、3点本塁打を放ち、ガッツポーズを決める明徳義塾・田中(左)を見つめる智弁学園・岡本
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第96回全国高校野球選手権大会1回戦 明徳義塾10―4智弁学園

(8月15日 甲子園)
 明徳義塾(高知)が終盤の大量点で智弁学園(奈良)を突き放し、出場16回すべてで初戦突破という快挙を成し遂げた。

 5年連続16回目出場の明徳義塾と3年ぶり17回目出場の智弁学園との対決は、1回戦屈指の好カードという前評判通り、中盤までは取っては取り返すという1点を争う好ゲーム。

 だが、明徳義塾は4―3と1点リードで迎えた7回、併殺崩れの間に1点を加えると、さらに続いた2死一、三塁のチャンスに代打で起用された3年生の田中が、初球を叩いて左翼スタンドへ3ランを放り込み、熱戦に決着をつけた。

 打った瞬間、大きなガッツポーズを見せた田中は「やりました!」と声を弾ませ、「(エースの)岸が頑張っていたので、自分が何とかしたいと思っていた。気づいたら本塁打になっていた。その一打で(流れが)変わったなら良かった」と笑顔を見せた。

 出場16回すべてで初戦突破を果たしたことについて、馬淵監督は「うれしいです」と表情を変えずに一言。「振り回さずにコンパクトにしっかり打てと言っていたが、こんなに打てる明徳は珍しい」と話した。

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