聖光、5年連続突破!石垣が先発落ちの悔しさぶつけるV打

[ 2014年8月15日 05:30 ]

<聖光学院・神戸国際大付>7回2死一、二塁、石垣は右翼線に勝ち越しの適時二塁打を放つ

第96回全国高校野球選手権1回戦 聖光学院2―1神戸国際大付

(8月14日 甲子園)
 戦後最長に並ぶ8年連続出場の聖光学院(福島)が神戸国際大付に2―1で競り勝ち、5年連続の初戦突破を果たした。1―1の7回2死一、二塁、途中出場で遊撃に入った背番号6の石垣が右翼線に決勝二塁打。「何も考えないで大胆に行くだけだと思って振った。一瞬どこに飛んだか分からなかったけど、抜けてくれて良かった」と振り返った。

 昨春のセンバツにも2年生で出場した石垣はチームでただ一人、3度目の甲子園ベンチ入りだ。しかし、福島大会では11打数3安打。14打数7安打で打撃好調の2年生・藤田の勢いに押され、先発を譲る試合が目立った「(福島大会は)打ちにいきすぎて体が早く開いていた」と右の股関節に体重を乗せることを意識し、3日に大阪入りしてからも毎日200回の素振りを欠かさなかった。

 この日も先発は藤田だったが、「悔しかったけど、チャンスは来ると思っていた」と石垣。斎藤智也監督は「彼の悔しさを引き出す結果になった」と喜び、19日の佐久長聖との2回戦に向けて「接戦になると思うので、我慢比べだと思って戦う」と気合を入れた。

 ▽無失策試合 1回戦の聖光学院―神戸国際大付で記録。今大会3度目。

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