40歳三浦 自身5年ぶり4連勝!49歳山本昌目標に体調管理徹底

[ 2014年8月15日 05:30 ]

<中・D>7回無失点の好投で4勝目を挙げたDeNA・三浦

セ・リーグ DeNA2-0中日

(8月14日 ナゴヤD)
 まさに真夏の救世主だ。DeNAの40歳右腕・三浦は涼しい顔で7回を113球で投げ切った。「本塁を踏ませないことだけを考えた」と4安打無失点。09年以来5年ぶりの自身4連勝をマークしたベテランに、中畑監督も「大輔の投球に尽きる」と絶賛した。

 制球力に絶対の自信があるから投げ切れる。最大のピンチは1点リードの6回1死満塁だった。平田に対し、外角低めのカットボールを右翼線へ痛烈なファウルを打たれたが、続く4球目も同じ球。ただ、ボール半個分低く制球し、二直に仕留めた。エルナンデスも外角低めのスライダーで二ゴロ。同カードは12年途中から6連勝となった。

 老いは隠せない。「全身の筋肉が張って大丈夫かな、動けるかなって時はゆっくりベッドから起きる」と苦笑いを浮かべるが、細心のケアで故障を未然に防ぐ。全体練習前には散歩や室内のバイクで体を温める。試合後のストレッチも20代の頃より2倍以上の時間を費やしている。目標は49歳の中日・山本昌。「マサさんが現役で頑張ってベテランに道を切り開いてくれる。俺も頑張らんと」。7月13日のヤクルト戦(神宮)で今季初勝利を挙げて以来、4連勝中の防御率は0・62だ。

 チームは今季初の3カード連続の勝ち越しで借金は4まで減った。4位・中日とは1ゲーム差、3位・広島とも3・5差に接近。13日の試合で負傷し、戦線離脱となった筒香について聞かれた三浦は「本人が一番悔しい。テレビで見ていると思うので勝ったのは大きいと思う」と気遣った。頼りになるベテランがトップギアのまま、チームを逆転CSへと導く。

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