上本、値千金の走者一掃二塁打「とにかく球に食らいつこうと」

＜Ｄ・神＞８回２死満塁、左中間に走者一掃の３点適時二塁打を放った上本はベース上でドヤ顔

セ・リーグ 阪神７―４ＤｅＮＡ

（8月15日 横浜）
　首位・巨人に食らいつくためにも負けられない一戦。最大４点差を追いつかれて相手に流れかけていた勢いを、阪神・上本が自らの一振りで再び引き寄せた。

　同点で迎えた８回、２死満塁で回ってきた第４打席。「余裕がなくて。とにかく球に食らいつこう」と、ＤｅＮＡ５番手・国吉の直球を中越えに弾き返して走者３人を本塁へ迎え入れた。試合を決める値千金の適時二塁打に「最近ふがいない打撃が続いていたので。少しはチームに貢献できたかな」。二塁ベース上では思わずドヤ顔も飛び出した。

　苦しい試合をものにしてチームの連敗は２でストップ。「（この勝ち方は）次につながると思う。目の前の試合をしっかり頑張りたい」。虎の切り込み隊長からの言葉が力強く響きわたった。