森脇監督「大事に至ってないと…」 負傷の相手エース摂津に気遣い

[ 2014年8月15日 23:05 ]

<オ・ソ>ガッチリ握手する森脇監督(左)と金子

パ・リーグ オリックス8―1ソフトバンク

(8月15日 京セラD)
 オリックスはエース金子が8回1失点の力投を見せると、打線は2試合連続2桁安打で援護。守備でも初回に平野恵、駿太が好捕を見せ、走攻守かみ合っての快勝で上位対決第1Rに完勝し、貯金を今季最多の20とした。

 初回、先頭の中村の打球は中前に抜けるかと思われたが、平野恵が回り込んでキャッチしてジャンプしながら送球。開始いきなりの好守でエースをもり立てた。

 金子は「平野さんのプレーがなかったら、どんな展開になっていたか分からないので本当に助かりました」と感謝。6回の柳田から8回の明石まで5者連続三振を奪う圧巻の投球にも「三振についてはあまり意識していない。結果的に取れたのはうれしい」と淡々と喜びを表現した。これで15勝をマークした昨季に続き2年連続の2桁勝利。「数字はすごいうれしいが、これで終わるつもりはない。どんどん勝っていきたい」と話した。

 「できれば金子と摂津の投げ合いで(勝利を)もぎ取りたいと思っていた」という森脇監督は、「打撲ということで、大事には至ってないということでホッとした」と初回に打球を受けて負傷降板したソフトバンクの摂津に気遣い。1分けを挟んだ5連勝で、ソフトバンクとの差を3に縮め、「今日勝てば、初戦以上に2戦目が大事になってくる。さらに日曜日が大事になってくる」と3タテで一気に首位に迫る意気込みを口にした。

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2014年8月15日のニュース