巨人・鈴木 “神の足”さく裂 左手で間一髪ホームなでた

[ 2014年8月15日 05:30 ]

<巨・神>8回1死二、三塁、打者・高橋由の時、筒井(右)の暴投で生還する三走・鈴木

セ・リーグ 巨人4-1阪神

(8月14日 東京D)
 またしても「神の足」がさく裂した。2―1の8回1死二、三塁。橋本の代走で出場した巨人の36歳・鈴木は、相手のわずかミスも見逃さなかった。

 高橋由の打席で、阪神・筒井が3ボール1ストライクから投じた5球目はワンバウンド。捕手の鶴岡が一塁ベンチ側へはじいた。

 その瞬間だ。「はじいたボールの距離と自分の足を考えていけると判断した」と迷わずホームへスタートを切る。ベースカバーに入った筒井のタッチをかわすため「最初から滑るように低くいった」と上体を落とした鮮やかなスライディングでタッチをくぐり抜け、左手でホームをなでた。貴重な3点目。今季3度目のお立ち台に上がった足のスペシャリストは「これが僕の役割。自分を信じて思い切り走りました。ジャビット人形が増えて良かった」とおどけた。

続きを表示

この記事のフォト

2014年8月15日のニュース