星野VS王のガチンコ勝負 楽天の1位指名は武田

[ 2011年10月27日 06:00 ]

ソフトバンクと楽天の1位指名が予想される宮崎日大・武田翔太は夕日を浴びながらキャッチボール

 楽天が宮崎日大・武田翔太投手(18)を1位指名する方針を固めた。すでにソフトバンクも1位指名を決めており、競合は確実。まさに一騎打ちの様相だ。

 都内での編成会議を終えた星野監督は「高校生にいいのが多いから迷う」と話した。今季が5位に終わっただけに来季は勝負の年。それでも「来年、再来年に優勝したいという気持ちもあるし、チームの将来を考えたい気持ちもある。最終的には当日決めればいい」との思いを口にした。

 武田は甲子園経験こそないが、1メートル87の長身から投げ込む最速151キロの直球が武器の本格派右腕。しかしそこには、強力なライバルが立ちはだかる。27日のドラフト会議で、ソフトバンクは王貞治球団会長が自らくじを引く予定。武田の指名が重複すれば、星野監督とのガチンコ勝負が展開されることになる。

 両雄には浅からぬ因縁もある。星野監督が中日監督時代の87年6月11日の巨人戦(熊本)。7回に中日・宮下の死球に激高した巨人・クロマティがパンチを浴びせ、そのまま大乱闘に発展した。指揮官は当時の巨人・王監督に向かって殴りかかりそうな勢いで猛抗議。激しい口調でやり合った。

舞台をドラフト会場に変え、今度は運命のくじ引きで一騎打ちとなる。

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2011年10月27日のニュース