【ヤクルト3位】比屋根渉“被災地のスピードスター”俊足に強打加わった

[ 2011年10月27日 18:20 ]

日本製紙石巻・比屋根

比屋根渉(ひやね・わたる)外野手 24歳 日本製紙石巻 右投右打 1メートル80、73キロ

 50メートル5秒95と元々脚力は一級品だったが、社会人でパンチ力も備わってきた。右打ちの外野手で俊足強打と、高校で1年後輩にあたる伊志嶺翔太外野手(現ロッテ)にプレースタイルは近い。

 3月のスポニチ大会中にチームがある宮城県石巻市が東日本大震災で大きな被害を受け、しばらくは練習も出来ない日々が続いたが、各地を転々としながら練習場所を確保。都市対抗二次予選で敗れたが、プロ入りを目指し、成長を続けてきた。

 野手の間を抜く打球が持ち味で、グングンと伸びるベースランニングで二塁、三塁を陥れる。守備、走塁はプロレベルで、早い段階での1軍定着が期待される。

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2011年10月27日のニュース