フィギュア解説者も「おめでとう」 ウクライナ選手が自己ベスト更新 前線で戦う父との絆を表現

[ 2026年2月11日 08:55 ]

ミラノ・コルティナ冬季五輪第5日 フィギュアスケート   男子SP ( 2026年2月10日    ミラノ・アイススケートアリーナ )

男子SPに出場したウクライナのキリロ・マルサク(AP)
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 フィギュアスケートの男子ショートプログラム(SP)が10日(日本時間11日)に行われ、ウクライナのキリロ・マルサクが出場した。

 マルサクは4回転サルコーや3回転アクセルなどのジャンプを決め、演技もまとめて86.89点をマーク。SPの自己ベストを約10点も更新するなど力を発揮し、キスアンドクライでは“絶叫”しながら歓喜した。

 マルサクは戦禍を逃れてフィンランドに拠点を移し、五輪初出場を果たした。ロシア人から「お前は出場する資格がない」などと中傷メッセージが届いた中で、心を乱すことなく大舞台でも躍動。「本当に信じられない。この瞬間を全身で感じた。最高だ」と破顔した。

 NHKで解説した元フィギュアスケーターの町田樹氏も「平常心ではいられないと思うが、それでも自分のやるべき事をやって、この舞台でこの演技。おめでとう」などと賛辞を贈る一幕もあった。

 マルサクが使用した曲は、前線で戦闘に参加する父が勧めたものだといい、演目も父への愛を表現するものだった。フリーへの進出も決まったマルサクは「父が誇りに思うことを心から願っている」と実感を込めた。

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