【スノボ】「奇跡的。自分でもビックリ」骨折の平野歩夢がハイレベルな予選を突破!「滑りで恩返しを」

[ 2026年2月12日 05:36 ]

ミラノ・コルティナ冬季五輪第6日 スノーボード   男子ハーフパイプ予選 ( 2026年2月11日    リビーニョ・スノーパーク )

<男子ハーフパイプ>平野歩夢(AP)
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 スノーボード男子ハーフパイプ(HP)は試技2回のベストスコアを争う予選が行われ、4大会連続出場で22年北京五輪金メダルの平野歩夢(27=TOKIOインカラミ)が85.50点の7位で、上位12人による13日(日本時間14日未明)の決勝進出を決めた。1月17日のW杯第5戦決勝で転倒し、腸骨など2カ所を骨折してから25日。満身創痍(そうい)の五輪王者が、魂の滑りで奇跡を起こした。

 直前練習では転倒して腰を押さえるシーンもあったが、1回目にフロントサイドダブルコーク(DC)1440を決めるなどフルメークで83.00点をマーク。決勝進出圏内の7位につけると、2回目もスイッチバックサイドDC1260から入り、順位こそ上げられなかったものの85.50点と点数を伸ばした。引き揚げてくると五輪3度制覇のショーン・ホワイト(39=米国)から声をかけられ、言葉を交わすシーンも見られた。

 平野歩はテレビインタビューで「凄いギリギリの状態で予選が始まってしまった状況だった。本番この2本だけ、痛み出ても何とか通過しなきゃいけないハイレベルな予選の状況だったんで、それなりに痛みも覚悟しながら、体とも戦いながら、自分とも戦いながら、2本とも何とか決められた」と振り返った。強行出場については「五輪までの調整が思い通りにいかない状況で、ケガ明けでいきなり五輪だったんですけど、4年に1回しかないこの大会で、今はこうやって何とか痛みありきで滑れてる状態ですけど、あと決勝で自分のベストを悔いなくやり切るのみなのかなと思ってます」と続けた。

 決勝へ向けては「ここまで来たらやるだけなんで。自分の今持っている力を出し切れればと思うんですけど、準備も万全じゃない状態なので、いろいろ不安は残る中で懸けていかなきゃいけない気持ちというのは感じますね」とコメント。「自分自身もこの場に立てたことを凄い奇跡的な、自分でもビックリしているような状況」と表現しつつ、「いろんな人のサポートありきでここまで到達できたところはあるので、周りの人には感謝しきれない気持ちですけど、自分が滑りで恩返しできるようなパフォーマンスを集中してやっていかないといけない。温かく見守っていただければ幸いですね」と結んだ。

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