【フィギュア解説】岡崎真氏 鍵山の3A着氷ミスは好調時にありがちな現象、ステップも状態良い

[ 2026年2月11日 20:54 ]

男子SPで2位発進となった鍵山優真(AP)
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 フィギュアスケートの男子ショートプログラム(SP)が10日(日本時間11日)に行われた。最終滑走で登場した鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)は、103.07で2位発進した。首位は108.16をマークしたイリヤ・マリニン(米国)。フリーは13日(日本時間14日)に行われる。スポニチ本紙評論家の岡崎真氏が鍵山のSPを解説した。

 鍵山の冒頭の連続ジャンプと4回転サルコーは抜群だった。トリプルアクセルの着氷でのミスも、タイミングがずれたり体の軸がゆがんだりしたわけではない。良いジャンプを跳びすぎて空中で勢いを止めきれなかったのが原因だ。これは調子が良い時にありがちな現象で、先に滑った佐藤の連続ジャンプも、やはり最初のジャンプが良すぎて勢いを止めきれず、次のジャンプの準備が間に合わずに2回転になってしまった。鍵山は気持ちが高揚してアドレナリンが出過ぎたのかもしれないが、普通にランディングしていれば加点がついてマリニンより上に行けたかもしれないので惜しかった。

 ただ、ステップでは満点評価を獲得するなど状態は良い。マリニンは団体戦の細かいミスを修正してきたが、4回転フリップやトリプルアクセルではほんのわずかだが爪先にかかったランディングで少し詰まっている感じもあった。フリーではたぶん大技の4回転アクセルを跳んでくるだろうが、鍵山としてはまず自分の演技に集中していつものように質の良いジャンプでしっかり出来栄え点を稼ぐこと。あとはマリニンの出来次第だ。(ISUテクニカルスペシャリスト、プロコーチ)

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