【スノーボード】村瀬心椛、BA金メダル!佐藤トレーナー指導で大技成功導く筋肉強化

[ 2026年2月11日 05:30 ]

ミラノ・コルティナ五輪 スノーボードビッグエア女子決勝 ( 2026年2月9日    リビーニョ・スノーパーク )

金メダルを獲得した村瀬(AP)
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 ビッグエア(BA)女子決勝が行われ、村瀬心椛(ここも、21=TOKIOインカラミ)が計179・00点で金メダルを獲得した。スノーボードの日本女子では初の五輪制覇。22年北京大会の銅メダルに続く2大会連続メダルは、フリースタイルスキー・モーグルの里谷多英(98年長野大会金、02年ソルトレークシティー大会銅)以来、雪上競技の日本女子では24年ぶり2人目。最終3回目の大逆転劇で、再び偉業を成し遂げた。

 村瀬は18年12月の右膝蓋骨骨折以来、慢性的な右膝痛と闘ってきた。北京五輪銅メダルをきっかけに、ラグビー元日本代表の堀江翔太氏を介して出会ったのがトレーナーの佐藤義人氏だ。最初に見た時を「膝に痛みが出て相当痩せていた。筋肉も未発達で、踏ん張れない。よくこれで滑っていたね、という状態からのスタートだった」と振り返る。

 22年春から最初の2、3カ月間、まずは右膝のリハビリに特化。痛みが徐々に解消するとパフォーマンスを上げるためのトレーニングに着手した。太腿前面にある「下半身の安定感、膝のトラブルを防ぐ上で重要」という内側広筋と、足の指、さらには姿勢維持や腰の安定に不可欠な背中の多裂筋を強化。「(多裂筋は)堀江もスクラムを組む時につくり込んだ」というインナーマッスルを鍛えたことが2方向の4回転技成功につながった。

 オフシーズンは京都府木津川市にある佐藤氏のジムに足しげく通うが、シーズン中は習ったことを自主的に行うしかない。中には方向性がズレる選手もいる中、村瀬は「再現性が高い。感性が豊かで感覚の違い、小さなギャップを拾える。だから大きなエラーになりづらい。堀江もそうだった」と目を細める。

 銅メダル獲得の喜びよりも、「膝が痛い」と訴えてつながった縁。4年の時を経て、金色の輝きへ昇華した。

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