【名古屋ウィメンズ】3位の鈴木亜由子「今は先のことは考えられない」自己新もパリ届かず

[ 2024年3月10日 13:11 ]

名古屋ウィメンズマラソン ( 2024年3月10日    バンテリンD発着の42・195キロ )

<名古屋ウィメンズマラソン>3位でゴールする鈴木亜由子(撮影・平嶋 理子) 
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 パリ五輪代表の女子3枠目をかけたマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)ファイナルチャレンジ最終戦として行われ、鈴木亜由子(日本郵政グループ)は自己ベスト2時間21分33秒の3位で、パリ切符に届かなかった。

 25キロ過ぎで先頭集団から遅れる苦しい展開。39キロで加世田梨花(ダイハツ)を抜いたが、優勝した安藤友香(ワコール)には届かなかった。「ずっとしんどかった。本当は中盤まで余裕持っていきたかった。精いっぱい出し切ったと思う。悔いはない」と語った。10キロで給水に失敗したが、加世田からドリンクを受け取った。「みんなで本当に記録を狙っていこうという思いがあった」と感謝の思いを語った。

 ファイナルチャレンジの派遣設定記録ではなく、1月の大阪国際女子マラソンで前田穂南が出した日本記録。「一か八かだった。練習からでもとにかく攻められた。これまでの自分をスタートに立った時点で超えられていた」と過程に胸を張り「それを結果にうまく結びつけたかった」と唇をかんだ。

 マラソン2大会連続の五輪出場は夢と消えたが、このレースを選んだことに後悔は一切ない。「選択肢はここしかなかった。名古屋だから地元だから走りたい思いが自分をつき動かした。感謝しかない」と述べ「今は先のことは考えられない」と胸の内を明かした。

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