1横綱2大関に土 春場所初日に「荒れる」気配 照ノ富士は錦木に、霧島は阿炎に、豊昇龍は宇良に黒星

[ 2024年3月10日 19:37 ]

大相撲春場所初日 ( 2024年3月10日    エディオンアリーナ大阪 )

阿炎(左)に引き落としで敗れた霧島(撮影・奥 調)
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 1横綱2大関が敗れる波乱の幕開けとなった。

 2場所連続10度目の優勝を狙う横綱・照ノ富士(32=伊勢ケ浜部屋)は小結・錦木(33=伊勢ノ海部屋)に寄り切られた。他の大関陣は霧島(27=陸奥部屋)が小結・阿炎(29=錣山部屋)に引き落とされ、豊昇龍(24=立浪部屋)は東前頭筆頭・宇良(31=木瀬部屋)の肩透かしに屈した。

 「何もできなかった。前へ出てない。これから一番一番直していきたい」

 阿炎のもろ手突きからの引き落としに両手をついた霧島が修正を誓った。相手のトレードマーク、突き押しへの過剰意識ゆえだろうか。過去の対戦成績6勝4敗で、直近こそ連勝していたがその前は3連敗。「自分にできてない、一つ足りない部分」と反省を語った。

 そして照ノ富士と豊昇龍は取材対応しなかった。ここ3場所は貴景勝、霧島、照ノ富士と横綱大関陣が抱いてきた賜杯。「荒れる春場所」の気配が早くも漂ってきた。

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