尊富士 新入幕初日を飾り、初の懸賞金に「幕内を感じられました」 所要9場所のスピード出世

[ 2024年3月10日 19:13 ]

大相撲春場所初日 ( 2024年3月10日    エディオンアリーナ大阪 )

尊富士

 年6場所制となった58年以降、常幸龍と並ぶ1位タイ(付け出しを除く)の初土俵から所要9場所での新入幕を果たした東前頭17枚目の尊富士(24=伊勢ケ浜部屋)が西前頭16枚目の大奄美(31=追手風部屋)を送り出し、初日を白星で飾った。左四つで組み止め、体格に勝る相手が出るところを左へ回り込む。左上手出し投げからの送り出しで下した。

 「初日なので多少感じるところはあったけれど、とにかく目の前の一番に集中してやりました」

 場所前の1日の稽古で右脇腹を痛め、この日はテーピングを施して土俵へ上がった。痛みはまだあるというが、良薬とされる白星をつかみ痛みも和らいだかも知れない。勝ち名乗りを受けた取組後、「あられ・お煎餅のもち吉」から相撲人生初の懸賞金を受け取り、笑顔を見せた。

 「これが幕内。幕内を感じられました」

 今場所、故郷の青森県五所川原市から化粧まわしも受け取り「地元からの応援を心の支えに頑張りたい」。1300キロ以上離れた大阪から朗報を届ける戦いが始まった。

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