褒められ自信が深まった 小滝水音 一気に奪首 98年黄金世代のプロ7年目

[ 2023年7月22日 04:41 ]

女子ゴルフツアー大東建託いい部屋ネット・レディース第2日 ( 2023年7月21日    福岡県 ザクイーンズヒルGC=6540ヤード、パー72 )

1番、ティーショットを放つ小滝水音
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 7位から出た98年生まれの黄金世代の小滝水音(25=静ヒルズCC)が、65と伸ばして通算12アンダーで単独トップに立った。1打差の2位に吉田優利(23=エプソン)が続いている。

 肩幅より広めのスタンスで打つ独特のパッティングがよく決まった。小滝は8番で10メートル、12番で15メートル、14番で12メートルのチャンスを沈め前日の7位から一気に首位を奪った。

 「前週までは打ち切れなくて調子があまり良くなかったんですけど、今週はしっかり打てるように気をつけています」。中嶋常幸が主宰するトミーアカデミー出身のプロ7年目。昨年までは優勝どころかシード権にも手が届かず、黄金世代の中で埋もれていた。だが5月に台湾で初開催された下部ツアーで初優勝し手応えをつかんだ。中嶋に優勝を報告すると「良い勝ち方だったな」と褒められ自信が深まった。

 プロ野球のオールスターにも出場した中日・細川外野手は明秀学園日立高の同窓生。学年は同じだが、クラスが違っていたため交流はなかった。それでも「同じ高校出身というだけで親近感が湧きますし、私も同じプロの世界で頑張ろうと思います」と刺激を受け決勝ラウンドに挑む。

 ◇小滝 水音(こたき・みお)1998年(平10)7月7日生まれ、茨城県出身の25歳。父・賢太郎さんの勧めで7歳でゴルフを始める。中学時代に砲丸投げのひたちなか市大会で8位。明秀学園日立高では国体のゴルフ団体で優勝。ツアーの最高成績は18年樋口久子・三菱電機レディース3位。1メートル67、65キロ。

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