やり投げ 北口 世界選手権へ貫禄V「力を充電していけたらいい」

[ 2023年7月22日 04:38 ]

女子やり投げで優勝した北口榛花
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 陸上のコンチネンタルツアー・シルバーは20日にスイス・ルツェルンで行われ、女子やり投げで16日のDLシレジア大会で67メートル04の日本新記録を樹立した北口榛花(JAL)が62メートル52で優勝した。男子100メートルで前日本記録保持者のサニブラウン・ハキーム(東レ)は追い風0・3メートルの条件下で今季自己最高の10秒09をマークし、4位に入った。男子走り高跳びの真野友博(九電工)は2メートル22で4位。同200メートルの飯塚翔太(ミズノ)は20秒80で9位だった。

 ≪62メートル52も反省≫女子やり投げの北口は最終6投目にこの日最高の62メートル52をマークして優勝したが、会心の笑顔は見られなかった。助走路の硬さにばらつきがあったそうで「適応するまでに6投かかってしまった。もうちょっと投げたかった」と反省した。約1カ月後の世界選手権では昨年に続くメダル獲得が期待される。今後は8月に拠点のチェコで1試合に出場して本番に備える予定で「一回しっかりトレーニングを積み、力を充電していけたらいい」と調整法をイメージした。

 ≪サニブラ復調4位「ホッ」、今季自己最高10秒09≫男子100メートルのサニブラウンは今季自己最高の10秒09のタイムを確認すると安堵(あんど)の表情を見せた。復調を示す走りに「とりあえず少しホッとした」と率直に語った。6月の日本選手権は左ふくらはぎがつるアクシデントで8位に終わり、その後も精彩を欠いていた。来月の世界選手権出場へ望みをつなぎ「天気もいいし体は動いていた。ようやく、まともなタイムで走れた」と汗を拭った。

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