伯桜鵬、109年ぶり新入幕V王手!北勝富士下してトップタイ浮上 豊昇龍も3敗並走、大関獲りあと1勝

[ 2023年7月22日 17:42 ]

大相撲名古屋場所14日目 ( 2023年7月22日    愛知・ドルフィンズアリーナ )

<大相撲名古屋場所14日目>北勝富士(右)の押しを、土俵際で耐える伯桜鵬(撮影・椎名 航)
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 大相撲名古屋場所は22日、14日目の取組が行われ、新入幕の伯桜鵬(19=宮城野部屋)が単独首位に立っていた平幕・北勝富士(32=八角部屋)との直接対決を突き落としで制し、11勝3敗で優勝争いトップに並んだ。前日の錦木に続き、優勝争い首位の力士に2日連続で勝つ強さを発揮し、優勝制度確立の1909年夏場所以降、1914年夏場所の両国以来109年ぶりの快挙となる新入幕優勝に王手をかけた。大関昇進を狙う関脇・豊昇龍(24=立浪部屋)は若元春(29=荒汐部屋)との関脇対決に勝ち、3敗をキープ。東前頭筆頭・錦木(32=伊勢ノ海)は平幕の竜電(32=高田川)に下手投げで敗れて終盤に3連敗。優勝争いへ痛い4敗目を喫した。

 伯桜鵬は北勝富士の圧力に追い詰められながらも土俵際で逆転の突き落とし。物言いがついたが「かかとが残っていた」として軍配通り伯桜鵬の勝利。賜杯の行方は千秋楽へと持ち込まれた。

 豊昇龍は立ち合いでの若元春の変化をこらえ、力強い小手投げで勝利。11勝3敗として優勝争いトップに並ぶとともに、3場所合計32勝として大関獲りでも踏みとどまった。若元春は5敗目。前日に5敗目を喫し、大関昇進目安の3場所合計33勝に届かなくなった関脇・大栄翔は平幕の阿武咲をはたき込んで9勝5敗とした。

 4日目から出場の新大関・霧島は元大関・朝乃山にすくい投げで敗れて6勝6敗2休となり、負け越しが決定。朝乃山は7勝4敗3休で千秋楽へ勝ち越しの望みをつないだ。

 小結・琴ノ若は難敵・宇良を押し出して4敗をキープ。3役で初めて2桁勝利を挙げた。

 新入幕勢は、湘南乃海が金峰山に下手投げで敗れて5敗目。豪ノ山は隆の勝を突き落としで下して9勝目を挙げた。

 3敗は豊昇龍、北勝富士、伯桜鵬、4敗は琴ノ若、錦木、竜電となった。

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