リーチ・マイケル 第2の故郷札幌でサモア戦先発「いつものプレーを」

[ 2023年7月22日 04:39 ]

短距離走で汗を流すリーチ
Photo By スポニチ

 ラグビー日本代表のFWリーチ・マイケル(34=BL東京)が、北の大地で凱旋試合に臨む。22日、札幌ドームで行われる「リポビタンDチャレンジカップ2023パシフィックネーションズシリーズ」第1戦のサモア戦にNo・8で先発。21日には会場で全体練習に参加し最終調整した。高校時代を過ごした思い出の地で、今秋のW杯フランス大会1次リーグ同組の相手を迎え撃つ。

 母国ニュージーランドの南島クライストチャーチから、約1万110キロ離れた札幌市。日本でのキャリアをスタートさせた原点で汗を流したリーチは、声を弾ませた。「自分にとって特別な場所。やっと、ここで試合ができる。楽しみにしてる」。同市開催の試合でプレーするのは札幌山の手高時代以来だ。

 15歳だった04年に同校へ交換留学生として来日。恩師の佐藤幹夫監督の下、鍛錬を積み「僕の土台をつくってくれた」と世界で戦う礎を築いた。そんな思い出の地で激突するのはW杯本番でも顔を合わせるサモア。「W杯(の舞台)に立った時に自分たちが勝つ自信をつけていることが大事」と“勝利の予行演習”を狙う。

 当日は全校応援で後輩が駆けつける予定で「タックル、ボールを持ったら前に出る。いつものプレーを見せたい」と応えるつもりだ。「W杯で優勝を狙っていきたい」と大志を抱く34歳が、北の大地で大暴れする。

 ≪元豪代表リアリーファノ、姫野警戒≫空調の効いた涼しい札幌ドームで前日練習を終えたサモア代表のセイララ・マプスア・ヘッドコーチは「東京で数日間練習したが、暑かった。北海道は涼しくて居心地がいい」と話して笑いを誘った。今回の来日メンバーは欧州組の多くが不参加で、「ニューフェースが多い。W杯へのアピールの場として考えている」と本番は別チームになることを予告。サモア代表としてはデビュー戦になる元オーストラリア代表のSOリアリーファノは「姫野やフッカー、バックスが強力だ」と日本を警戒した。

続きを表示

スポーツの2023年7月22日のニュース