リーチ・マイケル、人生初のレッドカード退場で「(頭が)真っ白に…」 WRにより出場停止処分

[ 2023年7月22日 21:36 ]

ラグビーリポビタンDチャレンジカップ2023パシフィックネーションズシリーズ第1戦   日本22―24サモア ( 2023年7月22日    札幌ドーム )

<日本・サモア>前半、退場になったリーチはベンチで一人試合を見る(撮影・篠原岳夫)
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 日本代表No・8のリーチ・マイケル(34=BL東京)が前半30分にレッドカードで退場した。チームは試合の半分以上を14人で必死に戦い抜いたが、今秋のW杯フランス大会1次リーグ同組の相手に惜敗。5歳から楕円(だえん)球に触れてきた男は人生初のレッドカード宣告に「(頭が)真っ白になった」と動揺を隠さなかった。

 10―3で迎えた前半30分、サモアのNo・8ファアソオにタックル。一時はプレーが続行されたが、TMO(ビデオ判定)に持ち込まれた。場内でも映像が流れ「見た瞬間にこれはレッドだと思った。“やったな”と思った」。レッドカードが宣告されると、母校・札幌山の手高の後輩たちも駆けつた札幌ドームでどよめきが起きた。

 チームは数的不利の状況でも最後まで懸命に戦い、試合終了間際に敵陣で好機を演出するも、あと一歩及ばず。ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチは「キーとなる選手が(前半で)いなくなってしまった。14人でクオリティー高くプレーすることは難しい」と敗戦を受け止めた。

 リーチには今後、ワールドラグビー(WR)の規定で出場停止処分が下される。一般的には3試合で、W杯前の国内残り2戦は絶望的。WRの判断で処分内容が変更される可能性もあるが「このシリーズは(出場が)ないと思うから違うかたちでチームに貢献することもいい経験。自分にフォーカスして、体をもう一回、シャープにする」と前向きに話した。

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