松山英樹 72と落として25位に後退「なかなかショットが言うことを…」全英オープン第2日

[ 2023年7月22日 06:52 ]

米男子ゴルフツアー 全英オープン第2日 ( 2023年7月21日    英国ホイレーク ロイヤルリバプールGC=7383ヤード、パー71 )

<全英オープン・第2ラウンド>9番、ティーショットを放つ松山英樹(撮影・西尾 大助)
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 19位から出た松山英樹(31=LEXUS)は1バーディー、2ボギーの72とスコアを落とし、通算イーブンパーの25位に後退した。通算10アンダーで首位に立つブライアン・ハーマン(36=米国)とは10打差となっている。

 わずかな狂いも許されないのがメジャーの厳しさ。午後7時を過ぎて冷たい風が吹き始めた最終18番パー5で、フェアウエーから3Wでの第2打がグリーン左の深いラフに吸い込まれた。松山の経験と技術を持ってしても、一打では脱出できず。そして続く4打目はポットバンカーにつかまった。2メートルにつけて最低限のボギーで収めても、当然、表情は悔しさに満ちていた。

 72で終えた松山はホールアウト後に中継局テレビ朝日のインタビューに応じ、「スコアを伸ばしたかったけれど、なかなかショットが言うことを聞かなかったので。パットも昨日ほど良かったわけではないので苦しみましたけど、悪くない位置だと思うので、明日しっかりと伸ばせればチャンスはあると思う」と振り返った。

 19位から上位浮上を期した第2日。5番パー5で第2打をグリーン手前まで運び、第3打を1メートル強に寄せて幸先良くバーディーを先行させた。中盤はグリーンを外しても粘り強くパーを並べた。しかし11番パー4でラフからの第2打がグリーン左奥に外してスコアを落とすなど、この日のパーオン率は55・6%。ショットで苦戦し、スコアを落とす結果となった。

 確かに順位は後退し、独走するトップのハーマンとは10打差がついたが、2位に視線を向けるとその差は5打。チャンスを残し、週末を迎えることはできた。体の状態について「しっかり明日までに時間があるので、良い状態にして明日からスコアを伸ばしていけるようにしたい」と語り、ムービングデーへと視線を向けた。

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